2019年9月にオハイオに移住した主婦の成長日記

銃社会のアメリカの一部を見た

Gun Showというものに行ってきました

今日のテーマは、Gun Showからアメリカの銃社会について私なりに思うことを並べてみます。

そもそも、Gun Showとは銃や関連用品を扱う展示即売会。会場へ入るには入場料が必要。護身用のためにも旦那さん用にARの銃、義弟もARを探していて、わたし用には見つかれば9㎜のハンドガンの購入を検討していました。

私自身としては日本に住んでいたしマニアというほどでもない、むしろできればあまり関わりは持ちたくない銃です。唯一楽しめるのはゲーム上でのみ。とはいえ、旦那さん含め、他の人が護身用やハンティング用に所有するのはあまり気にしていません。

 

今回足を運んだ場所はそこまで大規模ではなかった様子ですが、人生で初めてGun Showなるものに来た私にはびっくりするほどの銃の数。

ハンドガンからライフル、ショットガン、ナイフ。自分でカスタマイズできるようになのか、修理できるようになのかは聞かなかったのですが、銃に使用されている小さな部品も多く置いてありました。

入って5分ほどは、会場を訪れている人数の多さに驚き、コロナウイルスって罵倒されやしないかと不安を胸に旦那さんにくっついて歩いていたものの、すぐに重苦しくなってきました。

 

 

第二次世界大戦日本海軍の銃

アメリカは銃社会だと知っていたけれど、どこか他人事で自分からは遠いものだと考えてました。WWⅡ JAP NAVYのタグが付いた銃を見てからは急に気持ちが入り始める単純さ。JAPと書かれていたことはここでは置いておきます。

どうやってディーラーの手に渡ったのかは知る由もないものの、日米始め、世界中多くの人が死んでいった戦争に関わる銃があるのは複雑でしたね。日本海軍の銃だけでなく、ロシア軍の銃だったり、古い日本の銃弾も売っているディーラーもいました。

 

 

実際に人を殺めることのできるものが

これほど大量に目の前に売られている

途中からは武器を購入しに自分を含めて多くの人が来ていることが怖くなりました。

Cabela'sと呼ばれるアウトドア用品店には足を運んだことがあり、ハンドガン含めライフルが置いてあるのは見ていたものの、お店自体が釣り用品だったり、キャンプ用品だったり、娯楽の一部としてハンティング用品が置いてあるんだ、程度の認識でしかありませんでした。正直、よくプレイしているPUBGなどでゲーム内で使用できる銃は実際にあるのかなーくらいで旦那さんとお店で銃を見ていました。

そもそもこの考えが甘っちょろかったんだとは思うのですが、笑顔でGun Showを訪れ、品定めしている人たちを、売っている人たちを見てうすら寒いものを感じました。

 

私自身も、護身や何かあったら便利なように、とナイフを一本持ち歩くようにはしていますが、ガラスが割れるような部分が付いているものを選び、あくまでも万が一用に。これほどに銃やナイフが身近に存在しているんだ、と改めて考えさせられました。

たぶん会場に来ていた98%くらいの人は本当にハンティングに使ったり、もしくは起こってほしくない万が一に備えていたり、ただコレクションとして趣味で集めているんだと思います。

 

というか、私がそうであってほしいと思ってます。今までそういった暴力や傷害から無縁だっただからこその考えですが、誰かを傷つけるって肉体的にも精神的にもあってほしくないな。

 

 

 

2019年8月4日午前1時にオハイオ州デイトンでは銃乱射事件がありました。移住するひと月前だったので、特に印象に残っているもの。この前日にはテキサス州。頻繁にアメリカで起きた銃乱射事件のニュースを聞くし、今日はタイで乱射事件が悲しいことに起こりました。

銃乱射事件のことを聞くと、正直廃止したほうがいいという声が上がるのも当然理解できるし、なくせることならなくしたほうが安全なんじゃないか、とも知識がない個人としては思います。

ただ旦那さんとも話していたのですが、銃の規制は厳しくなったとしても禁止にはならないと思う、と同意見でした。私の個人的な意見としては早急に、銃を購入する資格や、携帯する免許の取得が難しくなっていけば、いいのかなあなんて考えたり。

 

Gun Showではまだ撃ったことのないほぼ新品のものから、年季の入ったものまでさまざま。2日間にわたるイベントにも関わらずこれだけの数が置かれるのであれば、そりゃあアメリカ全土で所有されている数は膨大だと妙に納得。

 

今まで販売、取引がされていた銃を全て回収することはできないし、どうやっても悪い人間は少なからず存在する。ましてやこれだけ広い土地で、何かが起こったときに銃の使用が許されるのが警察だけだったらと思うと、銃がなかったら自分の身も守れやしない。ファームで過ごしてコヨーテの多さに驚いたのだけど、銃で追い払うのは住んでいる周辺地域では日常茶飯事な様子。

 

多くの人が安全かつ、楽しむこともできるように、なればベストなんだろうな…

旦那さんと、可愛がってくれている元海軍のご近所さんだったおじいちゃん曰く、結局安全に講習を受けていたり、正しく銃を使用できる奴は銃乱射なんか起こさない、とのご意見をいただいています。

ごもっともなんだなぁ…車とか携帯できるように免許を持っている人は本当に護身用なんだし。安全な銃社会、っていうのも変だけど、うまい落としどころを見つけていける時代が来ることを願うばかり。

 

春になったら旦那さんからシューティングレッスンを受けるようなので、またブログに書くかもしれません。

なにが言いたいのか今日もよくわからん内容…文才降ってこないかな