アメリカ、ファーム長男の嫁になったよ
思ったよりよくわからない
先日、ある方のツイートを見て、アメリカ農家の長男と結婚した日本人の特徴を箇条書きにしたものを、今日はもう少し踏み込んでファーム息子の嫁として思っていることを書いてみたいと思います。
私は人生の9割を西東京で過ごしていたということで、移住前にわりと都会に住んでいた場合、としてTwitterに書いた内容です。
- ファームの臭いに最初やられる
- 親戚多すぎ、みんな同じに見えてくる
- 実際ファーム何やってるか移住したて理解不能
- 旦那含め、ペットの扱いが許せない
- お互いの衛生管理感覚の折り合いが付かない
- 遺産相続諸々、ファームの予後が不安
- 初めはトラクターに乗せられ謎の写真撮られる
- 移住後、お洒落靴、服の出番が皆無
- ファームに関わる単語わからなくて会話取り残される
- すぐ店で電動工具見に行こうとする
- お気に入りの店Menards, Law's, Tractor supply
- John Deereの何か身に着けがち
- 病院頑なに行きたがらない
もちろん完全なる個人的な意見です。ただ、本当に縁がなかった者としてはファームって何をしているのか全くわからないんです。家族に説明するときも、友人に説明するときも、具体的にはうまく言えなくて、「秋にはトウモロコシ畑でできた迷路があるよ!」みたいな超ピンポイントで雑な説明。
大豆は育てているのも、収穫しているところをみたものの、収穫後は一体どこへ行ったのかどんな運命を辿ったのかわからない。
牛もいるけど、どうやら旦那さんのいとこが育てて出荷している様子。あのヤギはお義母さんの、その羊もお義母さん、あ、その牛はいとこの、こんな感じで同じ建物の中にいても所有している人が違う。
義家族交えてファームの話をしているときは、たくさんの単語を聞いた経験がなくて、barnがなんなのか初めて聞いたときはburnと勘違いしてました。発音全く違うんですけどね。
ちなみに、burnは燃やす、燃える、barnはこちらですね。翻訳すると「納屋」です。
でも納屋っていうともっとこぢんまりした建物をイメージしてます。「納屋」とだけでGoogle検索すると動物を管理してるような建物はあまり画像が出てきません。「アメリカの納屋」でbarnが出てくるので今度からアメリカの納屋って説明することにします!
生まれたときから自分の家がファームである旦那さんと比較するものでもないけど、今まで全く関わりがない分野で、頻繁に理解に苦しんでます…昔は酪農もしていたらしいですが、ビジネスの内容も変わってきていて、お義母さんが運営していく方向性としては家族で遊びに来られる、子どもたちの教育の一端にもなるファームを目指しているのかな、という印象です。
結婚・移住のお話しが出てきたころは、私はバリバリオフィスで働く日本人女性みたいなもの、旦那さんはファームを手伝うみたいなものを夢に描いていたものの、歴代家族で自営業となると夢に描くオフィスワークは誰にアドバイスを求めればいいのかもわかりません。
旦那さんとしては、デスクについてペーパーワークよりも外で実際に肉体労働するほうが仕事をしている感じがするという考え方。海軍でトロンボーンを吹き、コンサートのために他の国をめぐるって十分私には大きなお仕事と思っていたのですが、庭の仕事というかlandscapingをしている今の方が充実しているみたいです。
事務職みたいなものは今後AIにとって代わられるのを考えるとどうにか物づくりでも稼げるようになりたい様子の旦那さん。ファームのお手伝いよりも、私は本当に在宅で少しでもお金を得られるようになるのが得策なのかもしれません。
上記のツイートした内容にもあるように、遺産相続等、ファームの予後が心配になります。お義母さんはまだまだ若いものの所有しているおじいさん次第で色々なことが変わってきそうです。
極端な言い方をすれば、遺言次第でお義母さんたちを家からつまみだせる、、、
昼ドラみたいな遺産相続問題に巻き込まれないことだけをただ祈るばかりです。国際結婚でそこまで考えているカップルがいるかは不明ですが、パートナーの家族規模が大きいとそんなことも無きにしも非ず、と少し調べておくのもよさそうです。
続いてお話ししたいことが、衛生管理面と、ペットに対する扱いですね。これは私の両親が医療従事者であることと、旦那さん家族がファームに携わっていることで大きなギャップが生まれてます。清潔第一である医療関係と、動物の世話をしたりそもそも外でのお仕事なので、違いがあるのは仕方ないことです。加えて、大家族と母子家庭の差、お互いの違いに向き合うことが多い日々です。
日本以外の文化なのか、バスタオルをすぐに洗わないのが結構気になるところ。7人家族だったら、そりゃあ1人一枚、使って毎日洗濯が不可能なのもわからなくはないけれど…家族構成も今後のパートナーとの生活環境にここまで大きく関わってくるとは思ってもみなかった。離婚の原因としてトップに挙げられることとして「性格の不一致」があるようですが、こういう小さなことが大きく積み重なるんだろうなぁと遠い目をしながら考えてます。
ペットに対する扱いとしては、現在猫2匹と一緒に暮らしているのですが、私は人生で魚より大きな動物を飼育するのが初めて、旦那さんはファームで暮らす野良猫の餌やり程度の猫飼育経験。牛・豚・羊・鶏・ひよこ、犬、こういった農場にいる動物の世話をしたことはあっても、家の中で飼うことはなかった旦那さんなので時々とんでもない行動をしてたりします。衝撃的だったのは、子猫の分類に一応まだ入るとはいえ、かなり大きくなってきた我が家のトムココ2匹。何かとんでもない悪さをしでかしたとき躊躇いもなく首を掴んで持ち上げたんです。
You guys are such demons!!!
どうみても猫の体重を考えるともう無理な大きさ。すぐさまやめてと絶叫しました。なんていうか、ペットは家族、みたいな価値観がないんですよね。義家族そろいもそろって、ファームにいる野良ちゃんが家に入ろうとすると迷いなく足で軽くですが蹴飛ばしてます。
旦那さんのペットの扱いは、私の安心できる方向に改善はしてきているもののファームで育つとこうなのかな?と疑問です。
そんなこんなでファームの長男と結婚したわけですが、あまり嫁らしくしていません。今後在米期間が長くなっていけば色々変わっていくのかなと呑気に構えておくことにします。
飽きたから今日はこの辺で!シルバニアベビーを手に入れるべく、3000pvを目指して頑張ります笑